腰椎椎間板ヘルニア 断面図 断面図
ミエロCT
下の写真は一度に撮れるわ
けではなくて、左のような断
面をコンピューター上で重ね
あわせて作られたものです。
青い矢印の部分から
造影剤を注入

 CTのメリット

 MRIで全てのことが分かると思っている人もいる
でしょう。でもCTはMRIに無いメリットがあります。

 1.MRIよりCTのほうが骨の描写に優れている。
   したがって、骨折の状態はCTのほうが良くわ
   かる。(ただし、骨折線の入ってないような骨
   折、たとえば圧迫骨折の初期などはMRIのほ
   うが感度が高い。)
 2.MRIは強い磁力がでるので、ペースメーカー
   などを装着している場合には検査できないが、
   CTなら可能。
 3.MRIよりCTのほうが撮影時間が短かい。

 右の写真は腰部脊柱管狭窄症のCT像です。こ
れは単純なCTではなくて、脊髄腔の中に造影剤
を入れて(ミエログラフィー)、CTに写るようにし
たものです。左下の断面では脊髄腔が白く写って
いますが、左上の断面では脊柱管狭窄のため脊
髄腔がはっきりと写っていません。椎間関節の状
態はMRIよりずっとよくわかります。


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