疾患は様々なカテゴリーで分類されます。疼痛の原因で分けると、
侵害刺激や炎症によっておこる侵害受容性疼痛、
神経の損傷で生じる神経障害性疼痛、
そして侵害受容性と神経障害性の要素を併せた混合性疼痛に分けられます。
下の図で非特異的腰痛が混合性疼痛に分類されていますが、
筋筋膜性腰痛のように侵害受容性疼痛に分類すべき場合もあるのではないかと思われます。
下の左に掲げられた病名は、一番上と一番下以外は画像所見によるもので、
たとえその診断がなされたからといって、特定の症状を伴っているとは限りません。
一つの診断が一つの治療法に結びつくわけではなく、
診断名はあくまでも便宜上のものであり、
重要なことは「その症状が、体のどのような状態で起こるのか」
を把握することです。